友達のわきがに悩まされたあのころ

友達のわきがに悩まされたあのころ

友達のわきがに悩まされたあのころ

 

大学生の時に、留学生の男友達がいました。彼は欧米から来た留学生で、とてもいい人だったのですが、一つだけ欠点がありました。それは、わきがです。

 

欠点といっていいのかわかりませんが、このわきがは友達関係に影響してしまうほど深刻なものだったので、欠点というしかなさそうです。

 

出会ったころは、気にしていませんでした。アジア系ならアジア系、欧米系なら欧米系、というようにそれぞれのにおいがあります。いわゆる体臭というものなのです。国が違えば、においも違うだろう、そう思ってはじめのころは気にしませんでした。でも夏になって暑くなってくると、気にせずにはいられなくなりました。

 

日本の場合、夏は女性は制汗剤を使う人が多いと思います。女性だけでなく、男性も使っている方が多いです。だからなのか、その留学生のにおいは特に目立ってしまっていました。たとえば一緒に電車に乗ったとき、教室で隣同士で座ったときなどなど、近くに行けば行くほどにおいがきつかったです。

 

最初は体臭かな程度で思っていたにおい、夏になって、それはわきがなのだと気づきました。涼しくなってきても、彼のにおいはあいかわらずで、これはまずいと思いました。しかし、そのわきがについて私は彼に何も言えませんでした。言いにくかったからです。

 

幸いとでもいったらいいのでしょうか、彼は留学を終えて帰国しました。結局私は何もいえないまま、彼とお別れしてしまいしましたが、今彼のわきがはどうなっているんだろうとちょっと気になっています。