満員電車内での出来事

満員電車内での出来事

満員電車内での出来事

 

私はめったに電車は乗らない。その日は祝日の為、家族でお出かけの為、電車を利用した。

 

当然電車内は混雑しており、家族全員が立っての乗らなければならなかった。妻の横にスーツを着た小太りのサラリーマンが乗ってきた。

 

見た瞬間、怪しかったのだが、電車内は混雑しているため、身動きがあまりできなかった。電車が発車して約一分後に、妻より「気持ち悪い」と聞いた。

 

案の定、小太りのサラリーマンはつり革を掴むと、妻の顔の正面あたりに脇がくる位置であった。サラリーマンの脇汗もすごく、見るからに匂いを発していた。

 

その約一分後、妻の横にいた私にまで匂いが達してきたのであった。よく妻はこの匂いを約2分も我慢できたと感心するくらいであった。

 

サラリーマンの目の前に座っていたご婦人も、鼻周りにハンカチを当てていた。しばらくしてその状況に気付いたのか、サラリーマンはつり革を掴むのを辞め、
踏ん張るようにして立っていた。

 

おそらく本人も自覚しているのだろう。次に駅でサラリーマンは足早に降りて行った。そのあと、乗ってきた女子高生が「なんか臭くね?」と言っていて、周囲の人たちは顔を伏せたことは言うまでもない。

 

その日の妻は半日は気持ち悪かったそうで、昼飯もまともにのどを通らなかった。